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yoshida akira works diary
エビ子供

エアブラシのパーツ入れ替え

注文していたパーツが届いたので、パーツを入れ替える。

最近の細吹き作業でメインにしているのが、このカスタムマイクロン cm-b。今は二代目が出てるけど、これは初代。

初代と二代目では押しボタン、ニードルパッキン、ニードルチャック、ニードルアジャストネジにニードルキャップが取り付けられるなどの変更点がある。

で取り寄せたのがニードルパッキン付きネジ。初代はニードルパッキンがゴム製oリングで耐溶剤性が弱い。初代でもcm-cpはテフロンパッキンなので、bとsbは口径も細く、溶剤系の塗装には使わないだろうというメーカー判断なのかもしれない。ゴム製oリングだと、シンナーを吸って膨らんでくるので、テンションを調整してもしばらく使っているとニードルの引きが固くなる。

旧パーツを外して、新パーツを取り付ける。ついでにあちこちグリスもつけておく。

新バージョンのcm-b2も欲しいところなんだけど、自分の調べではノズル、ノズルベース、ノズルキャップ等のいわゆる吹きに関わるパーツは共通ぽい(オリンポスmp-200の三つ穴タイプに近い)ので、塗装性能自体は変化が無さそう。

ニードルキャップは元のクラウン型からクチバシ型に改造しているので、ほとんど外すことが無い。なのでニードルアジャスターにニードルキャップが付く機能もそこまで惹かれない。クチバシ型はニードル先の保護は弱まるけど、うがいが楽なのと、吹いている時、常にニードル先端が見えるので、気に入っている。ハンザとかはこの形だね。

cm-bはカップ形状が特殊なので、カップフタがない。水性とかだと揮発が遅いから良いんだけど、ウレタン系で使うとやはりフタは欲しいところ。フタないとこぼしちゃうし。なので見た目は微妙感があるけど、ゴムのネジ頭キャップに穴空け改造してフタにしてる。

押しボタンはcm-bのオリジナルは王冠型と云うのか段々になったタイプ。あんまり自分にはフィットしないので、hp-bp系のボタンに替え、出っ張りを削り落としてフラットにして使っている。人差し指の平で押してしまうので、出っ張りがあると指が凹んで痛い。ちなみにcm-b2は少し背の高いタイプでボタン面はフラットに近い。自分は何となくボタンは低い方が好き。

同じく指痛対策として、バルブスプリングもかなり弱いものに交換してある。エア圧無しのhp-bpでバルブ開荷重がだいたい300g、cm-bで160gくらいなんだけど、ボタンを押して自力で戻るギリギリの荷重70〜80gにしてある。ギリギリなのでメンテを怠るとキチンと動かなくなる。

この辺の改造はZsoltさんの研究を参考にさせてもらってます。エアブラシをレントゲン撮ったり、半割にしたり、ニードルの顕微鏡写真撮ったりと、かなりきてる。

なんとなく、cm-b2を買わない理由を書いた感があるけど、色替え的にもう一本必要になったら、たぶん買い足すと思う。改造はしちゃうけど。細吹ではやはり現行エアブラシの中で最高性能と思われるので。