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yoshida akira works diary
こまごま制作

底面貼り第一弾

前回は準備で終わってしまった底面貼りを進める。
まずは底面のトレース。アウトラインを描いてみて、さらにそこから15センチくらい内側にもラインを描く。そのあとボンリースとブルーで離型。ブルーはハケで塗ってしまって分厚くなったので、1度拭き取ってスポンジで塗り直した。薄く塗らないと表層だけ固まってしまって乾かない。

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で、こま犬を板の上のこの状態で待機させる。そのあいだに裏面の一層目になるゲルを塗布。

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ゲルが硬化する前に浮かせるのに使っていた椅子を外し、本体と固着させる。初めは先にガラスマットで2プライ作ってから固着と考えてたんだけと、何分割化した方が綺麗にいくと思いプラン変更。

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これで完全硬化したらバリッと浮かせて内側からガラスマットで補強、その後センターにも底面を貼り込めば良いはず。

アトリエ整理、張り子磨き、底貼り準備

先日は相模原市が催してくれた、オープンスタジオがあったので、張り子を引っ張り出して、とりあえず作品がある状態にしていた。

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出して見て、艶的に気になる箇所があったので、ポリッシャで軽く磨き直す。よい感じになったので、箱詰め。再来週もオープンスタジオはあるんだけど、張り子があると他の作業ができないので一度片付けた。

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で、作業準備。これからこま犬の底面を貼る。そのために買っておいたウレタンコートコンパネを出す。ラインを決めて、離型して、一度底面をツープライで作って、そこに張り子を上から置いて固めると云う手順。

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で、時間が微妙になってしまったので、アトリエ整理。ポリのゲルを入れていた古い缶。皮スキでバラして捨てる準備。これを2缶やっつけて、あとはこまごまと。

木箱制作

こま犬、メルトだるま、ロディ偽物にポリをコートしたもの と塗装をしていない制作中の作品がだいぶ増えてきて、スペースを圧迫しだした。なので整理のために箱をつくる。箱に入れれば重ねたりできるのと、他の作品の塗装の時に汚れがつかなくなるから、箱は必須。

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パソコンで上で図面引いて、ホームセンターでカット。そのあと配送してもらって、組み立てていく。木工ボンドとエアの釘打ち機が大活躍。インパクトで木ねじ打つのと比べると倍くらい楽。

こま犬の渦巻き取り付け

以前にシリコンで複製した渦巻きをこま犬本体に取り付けていく。だいたい剥がしが済んで、壊していく作業から直していく作業に切り替わった。気持ち的にはずいぶん変わる。

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硬めのゲルを渦巻きの内側に盛り込んで、位置決め、その状態を保持しながら、ホットガンで加熱して一気に硬化させる。

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皮手袋をしていてもやけどしそうになるが、上手く逃がしながら。

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向かって左から進めている。渦巻きが入り組むと磨きにくくなるので、付けてはならしてを繰り返す。

こま犬の塗装剥がし

だるまとこま犬、どちらを優先させていくかが結構難しい。理想は「塗装系の新しいアイデアをだるまで試して、その成果を大きなこま犬にフィードバック」なんだけど、なかなか塗装まで行き着かないのと、大作を含めて平行進行にするとアトリエスペースが手狭になる。解決法は思い浮かばないので、とりあえずがんばるしかないのだが。

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だいぶ細かいところを剥がせてきた。この作品は2003年に作ってるんだけど、もう10年前になる。塗装剥がしていくとパテの使い方とか、離型のしかたとか、いろいろ見えてくるんだけどすごく未熟。急いで、何とか完成させたくて、というか本当に完成するか不安で、いろいろな行程を飛び越して作ってたことを思いだした。

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渦巻きパーツを幾つかカット。頬の横の装飾と、頭の後ろの装飾がこの形になる。エアソー大活躍。片手で近くで見ながら、フリーハンドで扱えるのはスゴく楽。

どうなのだろうか

しっくりきているような、きていないような。

なにも、こいつを亀にする必要もないような、あるような。

まとまった

一応一つになった。

ペーパーで表面を整える。

カットした

一部張り付けてみた。

バルサは柔らかいし加工は非常に楽。反面、強度がないので、このままだと使えない。今回は加工した後、樹脂を染み込ませて、強度をつける予定。木目を活かしたペイントになる予定。

型紙

家で六角形と、長い五角形を組み合わせた型紙を作ってきたんで、それを張り付けて、カットする。

バルサ

来年アタマの新春かめづくし展にむけ、亀の甲羅を作ることを決意。

バルサ材を購入。エクアドルでとれるんだって。