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yoshida akira works diary
だるま

花輪桜 クラウン

マスキングをして吹いていく。桜の花輪はピンクのエッジに金の輪郭が乗るようにして吹いた。
こうするとズレが出にくい。

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クラウンは、端にハイライトを入れてみた。あと、一部ゴールドの上から色を吹いて変化をつけてみた。

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こんな感じになる。

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だるま柄塗装

顔塗装とパールのベースまで済ませて寝かせておいただるまを塗装する。

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小品用の塗装ブースのテストも兼ねてスタートしてみる。

チョコレートカラーに塗装

カラーを調色。

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顔面のベースカラーは吹いてある。

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顔面部をマスキング。

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吹いてマスキングを剥がす。

メルトダルマのベースカラー

メルトダルマの制作を進める。

顔の下地になる肌色を吹く。

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塗装ブースで作業

だいたい完成した塗装ブースで作業をしてみる。
まだ排気のフィルターなどが不完全。でもホコリとかはほとんど気にならない。作品を出したままでいいので非常に楽。

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ダルマの目に金縁

ダルマの目に金縁を入れる。

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マスキングを全体にするので結構大がかかりになる。

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金を吹いたところ。

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だるま修正 こま犬塗装はがし

だるまの修正を進めて、サフを吹いていく。あとに抜いた2個の方が表面が綺麗だったので、二発目三発目を先に進めてみた。

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一発目も表面の修正と底貼りを進める。左の小さいポリは型どり用のフランジの実験用。スポンジにいろいろな離型をつけてみて、上手く抜けるかテスト。結果としてはまだ微妙。

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サフを吹いた方も、自然光で丁寧に見ると型の合わせ目に微妙なヨレを見つける。ドーンと大きくバテを盛って直す。チマチマやるよりその方が早い。

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同時進行で、狛犬の塗装はがしも進める。大きな部分はだいたい剥がせたけど、シワの凹みとか、顔面の入り組んだとことか厄介な場所が残る。機械が入んないから、手でやるしかない。

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だるま型抜き、底貼り

一個目に続いて2個目を抜いてみた。一個目はやや薄め。2個目の方が厚みが出た。奥が1個目でペーパーかけて、へこみにパテを入れている。2個目は、凹みも少なく修正が楽そう。

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2個ともペーパーをかけたところ。パーティングは少し削るが、型の分割部での段ズレは皆無。いい感じ。

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底面も貼りこんでみた。離型したアルミ板に鬼目ナットを置いてポリで面を造り、その上からガラスクロスを貼り込み。ゲルとガラスクロスを使って本体と底面をアルミ板の上で固定。硬化後ペキッと剥がして軽くサンダーを当てたところ。

修正が少ないのでスムーズ。

エアソーを購入

だるまの割り型が完成して、とりあえず一個抜いてみた。一個目なので、脱型時に多少の引っかかりはあったんだけど割とスムーズに抜けた。パーティングラインはかなり良かった。分割のズレがほとんどないので、ちょっと削ればサフにいけそうな感じ。実際はサフを吹いてみて、歪みとかきちんと見てみないと雌型の出来はわかんないんだけど、第一印象としてはこれまでの雌形の中では一番優秀と思われる。抜いたものの画像は撮りわすれ。

それで、型の下部原型に粘土を盛って予備的に型を取った所が邪魔になりカットの必要が出てきまして、 エアソーを買ってみた。

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グラインダー、ジグソー、セーバーソーとひととおりはあるんだけど、グラインダーは盛大に粉が舞うのが嫌で (ガラス繊維入ってるし…) 、ジグソーは凹凸のある曲面はかなり暴れる、セーバーソーは片手で扱えないので雌型切りには使えない。そんな訳でコレを購入。まあ言い訳しつつ、前からなんとなく欲しかったんだよねエアソー。

低振動型エアソーってやつです。10000bpm ストローク10mmとのこと 5mm軸のヤスリも装着可能らしい たぶん付けないが。ネットで調べると同じ形状の製品がいくつかのメーカーから価格差5倍前後で売られてる。多分同じところが作ってて、販売ブランド違いで値段が違うんだと思う。おそらく中身が同じならと、在庫処分の安いやつを購入。

使ってみたら、確かに振動が少ない。感覚的にはジグソーと比べて怖さ半分ぐらい。ブーって音でサクサク切れる。ジグソーに比べてブレードのピッチが細かいせいもあるけど、片手でかなり楽にハンドリングできる。刃は32t(一インチに32山)、 24t がおまけでついていたんだけど、山が小さすぎて切るのがノロいので別で買った18tを使うことにした。おしりの黄色いテープはオイル止め。後方排気で切ってる材にオイルが付かないのはいいんだけど、手首がベタベタになるので付けておいた。長い刃とか付ければ、発泡材原型のカットとかにも使えそう。

frp型が完成

原型のパテ盛り、研ぎ出しを続ける。原型なのでここで妥協するとあとでコピーしたものすべての形が歪むので、ここはジックリ、しっかりでいかないといけない。

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たれ部の肩のカーブがキツかったので滑らかに変更する。粘土の時なら楽だった…

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混ぜたパテが余ったので、垂れてない方の原型も修正をしておく。こっちは脱形時に結構傷がついた。

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いろいろやった末このように。サフの後にホワイトとクリアを吹いた。前回はホワイトだけでやったんだけど、離型剤の溶剤分で微妙に塗膜が溶けたっぽくて、離型が不完全だった。なので今回はより樹脂分が多くて硬化が安定しているクリアを使ってみた。

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型どりで使うゲルコートガンを整備する。硬化剤の出がちょっと渋かったので、ノズルを少し拡張して、あわせてノズルキャップの穴を広げる。あとエア漏れもあったのでテフロン材でしっかり止める。標準でついていた塗料ビンのふたがパーメックで溶けだしていたので、塗料ビンも対溶剤性の高いPPのものに取り替えた。結構手がかかるな。

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型どりに着手。型分割の継ぎ目になる部分を粘土で作っていく。フランジなんて言い方もするみたい。粘土で土手を作って、そこにポリを置いていく。一応ガラス繊維を貼り込んで、硬化後に粘土を除去。できたポリの土手に離型剤を塗って、そこにまたポリを置いていく。これを繰り返す。今回は型を7分割にしたのでこのフランジ造りが大変だった。

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フランジが出来たら、フランジこみの原型全体にゲルコートガンでポリを吹いていく。硬化後2層目も吹いて、そのあと3プライ重ねていく。そのあとフランジの継ぎ目を削ると型が分割可能になる。今回はその後に10センチピッチでネジとナットを埋め込んで型のズレを防ぐ措置をしておいた

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そして最後に脱型。今回は離型がバッチリ利いたので、パカッといけた。完成。前回からのフィードバックで、分割数を増やして、ネジの数もかなり増やしたので、手間は倍以上になったけど、型的には剛性感もあって、なかなかよいと思う。

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