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yoshida akira works diary
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凹みを修正

乾いて艶が引いた後に、気になったところを補修してく。

気になった凹みが大きかったのでポリのゲルを使う。緑のがそれ。地と硬さが近いので削りやすい。

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ひっくり返しつつ、まだ修正

まだまだ修正。しょうがない。
この作業が、塗装面の平滑さと直結してしまうので徹底してやっておかないと、結局後で戻ることになる。
あと、今だとここまで複雑な形は避けてしまうことが多いので、修正がもう少しスピーディーに行く。十年前の自分は今よりも平滑さへの要求が低かったこともあって、思い切った形を作っている。それを今の要求レベルで修正するとかなりしんどい作業になる。
複雑な部分は機械も入らないので手作業になってしまうし、そういった積み重ねでかかる時間が倍々に増えていっている。

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全体的に修正

やっと底面が終わって、大きな形をいじる作業はだいたい完了。ここからは面を平滑にしていったり、気になる部分の形を修正したりの工程に入る。
早速、底面から。凹みとか、ピンホールとか目に付いた所にゲルを盛っていく。

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そして削る。あと底面貼りの時に埋まってしまっネジ穴も救出。ネジ山に樹脂が入らないよう、粘土を詰めておいたのて、タップで粘土をほじくり出す。

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底面だけでなく、上面も気になる所を埋めて削りなど進めて、最後に全体のピンホールを、埋めるためにゆるめの樹脂を擦り込む。

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オイル塗ったみたいにテラテラになって、今日は終了。

底面貼り第三弾

前回で底面の周辺部はバックアップも含めて完了したので、今度は中央部をやってつける。ウレタンコートコンパネに再度離型剤を塗って、乾いたら後にこま犬を浮かせてセットする。底面も付いてだいぶ重くなってきた。1人で浮かせるのはちょっと気合いが必要。

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で、この浮かせた状態のまま底面のかなり厚い一層目、ガラスマットでの補強2層分を済ませる。

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このあと本体接合部にガラスマットとゲル、底面の接合部にゲルをタップリ塗りつけて、慎重に位置決め、落とし込みで終了。

こま犬固定用アンカー

渦巻き取り付けが一段落したので、作業を先に進める。作品輸送を考えて、箱の中で固定するためのアンカーを取り付ける。
箱の中での固定はスポンジなどの緩衝材を詰めるやり方もあるけど、この大きさになると緩衝材もすごい量になるのと、長期の保管を考えると塗膜に圧がかかり続けるのは避けたいので底面にボルト固定がベスト。

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アンカー(アイナット)を5箇所取り付け、衝撃がかかった時にアンカーだけど吹っ飛ばないように、金属パイプで構造を入れておく。各接合部をポリとガラスクロス積層で補強。

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渦巻き複製、片付け

この前締め込んだ鬼目ナットの固定は完了。いい感じて固定できた。固定を確認して、またバラす。バラしておかないと、アトリエが狭くなって作業がしづらい。

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で、やはり渦巻きを複製。1、2層目を塗って、ガラスクロスでバックアップ。で、硬化がある程度進んだら本体に取り付け。これで渦巻きの作業がとりあえず終了。接合部の修正とかはまだあるけど、1段階進む。

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箱たちを整理。メルトだるま野箱にメルトだるまを入れて、棚にしまう。溶けてない方のだるまの箱は棚に一段しか入れられなかったけど、メルトの方は二段重ねが可能。これは嬉しい。

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渦巻き取り付け 箱のネジ固定

箱の方は、この前各面の組み立てまでいってたので、仕上げに鬼目ナットをネジの受け部に接着していく。接着剤をつけた鬼目ナットをインパクトでギチギチに締め込んで固定。この状態で何日か放っておく。

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箱の組み立てがだいたい終わったので、また渦巻き野取り付けに戻る。向かって右の方も修正しつつ取り付けていく。

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取り付けていくと、どうも数があわない。何度か確認したんだけど、左用のが一個たりない。しょうがないので、もう一個抜くことになりそう。

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木箱 だいたい完成

箱たちの組み立てがだいたい完了。大きいのはこま犬用。その左にあるのはメルトだるまとロディ用。

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あとはこま犬用に鬼目ナットを取り付ければ完成。こま犬用のは、かなり重たい。

渦巻きのコピーが完了

やっと完了。キャストみたいに流して終わりではなく、積層しなければいけないので、手間がかかった。

全25個。シリコン型も破けずもってくれて良かった。

これから渦巻きの凹みとか微妙なところを修正して、本体に擦り合わせしながら取り付けていく。

Maker fair 2012 Tokyoにいってみた

この前の土曜日、日本科学未来館でおこなわれてたMaker fair 2012 Tokyoにいってみた。

このMaker fair 2012 Tokyo、雑誌makerが主催する、主にハイテク系家内手工業の人々が集まるお祭りらしいです(アバウトな主観)。

見たかったのは2つ。今年のワンフェスでお目見えしたという、クラタスを見てみたかったのと、3Dプリンタ 3DCNCマシンがどんなものか調べたかった。

で、クラタスはこんなだった。

動いてるとこは見れなかったけど、スタッフさん達が整備してて、シャーシ部とか外装とかいろいろ見れた。写真はバックショット 外装が開いて内臓が見えてる状態。腰のシャーシはかなりぶ厚くゴツイ金属で、グリスまみれのいい色してた。逆に表で見えてる外装は音的に樹脂パーツを使ってるみたいだった。

二足歩行じゃないのがちょっと残念だけど、これを作っちゃうのは凄い。おじさん、子供が興奮気味に取り巻いてた。自分含む。30台くらいの受注がきてるなんてどこかで聞いたことがある。

でもう一つの目当ての3Dプリンター等。ABS樹脂を積層していくタイプのを持ち込んで実演してる方が5ブースくらいあったかな。あとで調べてみたらドイツ、アメリカを中心にオープンソース、低価格のプリンターがいろいろ出てる模様。ただ、各ブースはプリンタメーカーではなくてプリンターを買った個人が活動を見せるというブースなので、プリンタのことばかり聞くのも悪い気がして‥でも出力してるシーンを生で見れたのは良かった。まだまだ発展途上の分野らしく、出力解像度、出力素材、価格なんかが日々向上してるらしい。3Dスキャンとモデリングソフトウェアの方も気になるところなので、少し調べてみよう。

そのあと秋葉原で友人の個展を見に行く。作品がダナミックに展開していて見応えがあった。

なかなか充実した一日でした。