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●life

life

2007
木、石油、電球、鉛、ポリエステル樹脂
w900mm h3600mm d450mm







人類は、地球が長年堆積させてきた化石燃料を爆発的に消費し近代文明を築き上げてきました。

しかし、私たちが行き着く先はいったいどこなのでしょう。私たちは資源を使い切り、そしてこの地球さえも滅ぼしてしまうのではないでしょうか。

この作品は下から木、油、電球、そして鉛でできた人の型が並べてあります。人類が用いてきた燃料エネルギーの進化の変遷と、私たちがたどり着いた現代を、アイロニックに提示したかったというのが制作の動機です。

紫外線や核におびえ、それらを遮断する「鉛」で個人用シェルターを造らなければならない時代。

しかもそのシェルターも溶けてしまっている。人類の愚かさを示す標本、というイメージで制作しました。

黒い板は黒板塗料を塗り、文字はすべてチョークで書いてあります。標本そして黒板は教育の場をイメージさせます。このメッセージは、次の世代を生きる子供たちにこそ、伝えなければと思い、組み合わせました。

用いる素材一つ一つに意味を込め、自分の考えていること伝えることを、材料の選定から考えてみました。

●花火

花火

2007
ポリエステル樹脂、コンクリート、鉄     
w540mm h560mm d150mm







人間と芸術作品、どちらの方が美しいのだろうか?

まだ自分が受験生の時、友人にそんな問いを投げかけられたことがある。

その時は、芸術には人間のきれいなところだけをすくいとって、結晶化させる力があると信じていたので、芸術の方を選んだ。しかし、友人は人間よりも奥深いものは無いと言い、同じように人間よりも美しいものはない、と人間を選んだ。

この作品を造る時、美しいものとは何なんだろう、と考えながら造った。僕なりに行き着いた答えは、美しいものには必ず醜いものが必要だ、という考えだ。奥深さと美しさを、イコールで結んだ、友人の選択が少し理解できた。
はかなく、いつ壊れるか分からない、そんな造形をそのままの状態で、永遠にあり続けられるように、透明な器に閉じこめる。そして、その周りは強固ではあるが醜い、鉄筋やコンクリートで覆う。

こうすることで自分が感じている美しさ「美しいだけではあまりに弱すぎ、しかし強さは必ず醜さをも呼び込んでしまう。しかしその二つがなければ存在することすら困難となる。」を形にしてみたかった。