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contemporary sculpture
1998 | works

life

life
2007
木、石油、電球、鉛、ポリエステル樹脂
w900mm h3600mm d450mm

life
2007
Tree, oil, electric bulb, lead, polyester resin
w900mm h3600mm d450mm

 

 

 

 

 

 

 

人類は、地球が長年堆積させてきた化石燃料を爆発的に消費し近代文明を築き上げてきました。

しかし、私たちが行き着く先はいったいどこなのでしょう。私たちは資源を使い切り、そしてこの地球さえも滅ぼしてしまうのではないでしょうか。

この作品は下から木、油、電球、そして鉛でできた人の型が並べてあります。人類が用いてきた燃料エネルギーの進化の変遷と、私たちがたどり着いた現代を、アイロニックに提示したかったというのが制作の動機です。

紫外線や核におびえ、それらを遮断する「鉛」で個人用シェルターを造らなければならない時代。

しかもそのシェルターも溶けてしまっている。人類の愚かさを示す標本、というイメージで制作しました。

黒い板は黒板塗料を塗り、文字はすべてチョークで書いてあります。標本そして黒板は教育の場をイメージさせます。このメッセージは、次の世代を生きる子供たちにこそ、伝えなければと思い、組み合わせました。

用いる素材一つ一つに意味を込め、自分の考えていること伝えることを、材料の選定から考えてみました。

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