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yoshida akira works diary
だるま

搬入が完了 新宿タカシマヤ

8/30 よりスタートする展示の搬入が無事完了。

今回は展示に少し時間がかかった。日本橋の時よりもスペースが大きいので、開梱しつつスペースを作るのがちょっと大変だった。
全体はリミットの20:00ギリギリで完了。いしかわくんと淀テク柴田さんと軽く打ち上げてきました。

なんか楽しかったな。

以下、展示概要です。僕は日本橋に出した作品に加えて「カープボム」と「角犬 爆弾」を追加して展示しています。

●展覧会タイトル:「treasure hunting 宝物を探しに 〜気鋭の現代美術家6人による夏の冒険〜」

●会期: 2017年8月30日(水)〜 9月11日(月)

●会場:新宿タカシマヤ10階 美術画廊

●展示概要 :
ゴミを素材に作品を制作する淀川テクニック、絵画と立体を組み合わせたユニークな作風で人気の大畑伸太郎、香港の地下鉄駅にも作品が常設展示されている吉田朗、糸を使った平面作品を制作するいしかわかずはる、女性の持つ様々な感情を陶に彩色して豊かに表現する高あみ、子供を主なモチーフに色彩あふれる独特の世界観で描く藤永結が出品。素材も表現方法も異なる個性あふれるアーティストの作品を一堂に展示。
どの作家も確固たるコンセプトを持ち、大量生産・効率性の時代にそぐわないこだわりをもった手作業を行っています。ひとつひとつ丁寧に制作された作品が大きなエネルギーを発します。
夏休み期間にふさわしくお子様からお年寄りまで一緒に楽しめるような作品を中心に出品予定。 まさに「宝探し」の感覚でお楽しみください。

【出品作家】ユカリアートの全マネジメントアーティスト:
いしかわかずはる / 大畑伸太郎 / 高あみ/ 藤永結 / 吉田朗 / 淀川テクニック

http://yukari-art.jp/jp/news-jp/23218

日本橋 & 新宿の高島屋での展示に出品します

ユカリアートのマネジメント作家6名全員による展覧会が日本橋タカシマ屋6階、美術画廊Xにて7月26日〜8月14日まで開催されます。
同展は日本橋での展示を終えた後、新宿タカシマヤ10階、美術画廊でも8月30日〜9月11日まで開催されます。

この展示にいくつか作品を出品します。

展示の情報、詳しくはこちら

この展示に向けて、このメルトダルマ達を進めてました。銀の方はだいたい磨けているのでほぼほぼ完成。
パープルっぽい方はマジョーラカラーで吹いたので角度で色がヤン車っぽく変わる。こっちはクリアまでいっているので、ここから一層研ぎ落として磨きに入る。

今回はこれら新しいダルマの作品と、写真作品、それと昔のを組み合わせて、裏テーマみたいのをつないで展示してみようかと思っている。

うまくいくといいな。

メルトダルマにオスプレイ

これも紆余曲折あり(なんだか最近迷い道に入りやすい)塗り替えしながらここまで固まってきた。

はじめは順調にシルバーまでいっていた。それが、なんというかライブ感というか、カッチリ決めきった仕事ではない進め方をしたくなり、こんな感じに。

良さそうな瞬間もあったが、あっという間に過ぎ去り、ため息とともにしばらく箱の中へと封印。

充分に箱の中で寝かせた後、意を決してペーパーで色を剥がし、再度ベースにシルバーと今回はその上からパールブルーを塗装。シルバーの反射が強いのであまり青は見えない。角度でスッと青みが入る感じ。(奥のやつ)

そこからオスプレイをペイント。カッチリ決めるのから逃れようとして、やはり今回もダメでカッチリに戻るという流れ。エビ子供のボディのペイントの時にやった流れと全く同じだ。

なんというか、気持ちをなだめる為に一時的に作品を視界から外して、塩漬けにする感じ。やってみて失敗した作業に対して、少し忘れて「まあいっか」と思えるまで放っておく時間が必要なようだ。全然、修行が足りないね。やっぱり失敗すると悔しいし、何とかしたいと思うんだけど、すぐは何ともならない事が多いからなぁ。

ダルマを箱にしまっていた時は、クマ多面体の台座塗装、メルトダルマを新たに2個ポリ取りとベースブラックの塗装、上塗り、小型作品の原型作りなど、パラパラと並行作業を進めていた。下の画像は新たにポリ取りした2個のメルトだるま。

↓片方にはマジョーラを使ってみた。

 

個展の展示風景 2

引き続き、展示風景をアップ。こちらは1Fスペース。

ダルマ作品を2点展示しました。

 

 

 「DARUMA -basket case-」color : pearl white×pink
2014 ガラス繊維強化プラスチック ウレタン塗装 エアブラシによる彩色  H28xW28xD28cm

  「MELT DARUMA」color : chocolate×gold
2015 ガラス繊維強化プラスチック ウレタン塗装 エアブラシによる彩色  H26xW28xD28cm

個展が無事終了 展示風景 1

先日、無事個展を終えることが出来ました。自分の作品を展示し、作品から少し距離をおいて眺め、有意義な時間を過ごすことが出来ました。

お越しいただいた方々、ありがとうございました。お会いしていろいろと話すことが出来て、一人では気づかないことにいろいろと気づくことが出来ました。在廊できた日が限られていたので、お会いできなかった方も多く、申し訳ありませんでした。

展示の際に撮影した画像をアップしようと思います。まずはショーウインドーに展示した作品から。

 

「MELT DARUMA 」color : metallic blue×gold
2014 ガラス繊維強化プラスチック ウレタン塗装 エアブラシによる彩色  H26xW28xD28cm

 


「DARUMA -basket case-」color : red × gold
2015 ガラス繊維強化プラスチック ウレタン塗装 エアブラシによる彩色  H28xW28xD28cm

  「Carp Bomb」
2016 ガラス繊維強化プラスチック アルミ 鉄 ウレタン塗装 エアブラシによる彩色  H32xW72xD24cm

 

ダルマポリッシング

今日はダルマを磨く。

コレを磨きます。

クリアの時点で艶は出ているんだけど、表面が平滑じゃないのでペーパーで平らにしていく。削り過ぎてはいけない。

で、番手を上げてからポリッシャー。以前、自立するように少し改造した。バフ部分を机に触れさせたく無いので、前はハンドルで立たせたりフックつけてズボンに掛けたりしていたんだけど、変な力がかかり、結構辛かった。自立する様になり作業が楽になった。

だいたい磨けた。

ついでに、チョコメルトダルマももう一度最終磨きを入れておく。

今日はここまでで終了。帰りのバイクは雨に降られた。

最近の制作

なんだか上げそびれてしまって、まとめてアップ。

赤のダルマは下からのゴールドのグラデーションが完了して、クリア、その上からサインを吹き直した。

マスキングして、吹いて、またクリア。クリアの乾燥の為に逆さで吹く。

で、アトリエへ持っていき、クリアを厚吹き。ペーパーかけつつ3回吹いたので、ガッチリです。

で、このところなんだけど、エアブラシの修行というか、トレーニングを一人行っています。

きっかけはエビ子供にどんな塗装をしようかなと考えていた所から。最近、塗装がマスキングでの仕事ばかりになり、少し窮屈になっていた。

塗装を始めたころはフリーハンドで吹いていたんだけど、出来に満足がいかず、マスキングを使う様になった。マスキングでかなり複雑なものも吹けるようにはなったし、クオリティーも上がったとは思うんだけど思ったものがパッと吹けない。マスキング考えて、色重ね毎にクリア吹いて…とやっていると完成への工程が膨大になり過ぎて、なんか間延びする感じがして。

作品と制作の自由度の為にエアブラシの表現力は磨いた方がいいかなと思い、トレーニングを始めた次第。

今まで練習とか、ほとんどやったことなかった。本番で失敗しながら無理くりやってきたけんだけど、やりだすと結構楽しい。こんな扱い出来るんだとか、発見もあったりする。

今日はイチゴを題材に。もうちょっとやりたかった。続きまたやろう。

昔のダルマの補修とコンプレッサー整備

sunanaで使っているコンプレッサー、いろいろとトラブルが続いていたので、根本的に治そうと試みる。

防音箱に入れた本体のrichcon ks-708(珍しい機種 イエロー4という機種のOEM元バージョン)は頑丈にできているので問題無いのだが、その先でいくつか問題が。

1 防音箱内部が高温になりすぎる。
2 高温になるのでエアホースが裂ける。
3 2とは別で微量のエア漏れがある。

2については以前に防音箱内部のエア配管をすべて金属製に変えたので、裂けることはもうない思う。
で1については一週間ほど前に12cmのパソコン用の冷却ファンを取り付け、多少の改善出来たはず。防音を気にしてエアの流路を複雑にしているので、劇的には変わって無いけど良くはなっているはず。
それで今日は部品が届いたので、3を直してみた。

コンプレッサ周辺の配管から漏れがあるのでは?という予想のもと、タンクの直前に逆止弁(チェックバルブともいう)を入れてみた。これが上手くいけばコンプレッサー周りからエアが漏れてもタンク内の圧力はキープされ、再起動時にはコンプレッサー内の圧力は下がっているのでモーターにも優しいという、素晴らしい仮説が立っている。

真ん中がpiscoのチェックバルブ

が、結果は残念なことに逆止弁の音で作動音がうるさくなり、エア漏れ(ゲージで見る圧力の低下)は変化なし。

コンプレッサーより先の配管は石鹸水でチェックしたけど、漏れは見つからなかったのでウーンと頭を抱える。でもエア漏れと言ってもかなり微量で10分で0.005Mpaくらいゲージが下がるというもの。圧力ゲージが細かいのでそれが読めるけど、普通は気づかないレベル。

なので、もうそのことは気にしないことにする。一度組み付けた逆止弁は外して元の配管に戻す。

その後、昔の赤いダルマで輸送中に傷ついてしまい、長く寝かせていたものがあったので、赤とパールゴールドを吹いて修正。コンプレッサーをガンガンに連続運転させてみた。

夕方、コンプレッサーの調子が怪しい。うまくエア圧が上がらない。いつものパターンは
連続運転→防音箱内高温→ホース破裂→エア漏れ→圧が上がらず連続運転→さらに高温 という悪循環。

高温でパッキンでも溶けたかとモーターを止めてゲージを確認。どこかに漏れがある場合、空気圧が急激に下がるはず。でもエア圧は下がらない。つまり配管漏れはない状態。コンプレッサーを回して圧力の上がりを見る。通常時は0.31Mpaまで上げられるコンプレッサーなので0.29Mpaで運転ストップ、0.2Mpaで再起動という設定にしている。
0.25Mpaまでは順調に上がったが、それ以降が伸びない。0.26Mpaにいったあたりで運転は続くが圧の上昇は止まってしまった。

このコンプレッサーは小型、低圧、大風量というタイプでダイアフラムというゴムパーツを使っている。なので通常のピストンタイプよりも圧が上がらない。代わりに吐き出せるエア量がピストンタイプより多い。suanaではエア工具は使わないし、エアブラシ、小型ガンのみの使用なので0.2Mpa以上はまず使わない。なのでこのタイプにしたのだが、このダイアフラムが熱の影響で柔らかくなり、通常の温度の時よりも最高圧力が下がってしまっている?そんな気がする。

もしかしたら今までもこのパターンで圧が上がらず、高温になっていたのかも。圧力スイッチの設定を0.25Mpaで運転ストップ、0.2Mpa で再起動に変更した。しばらくこれで様子を見てみよう。

あと、もしかしたらなんだけどエア漏れと思っていた圧力の微妙な低下は、圧縮されたエアが冷却されて、その分が下がって見えていたのかもしれない。コンプレッサー本体は素手で触れないくらい高温になるし、防音箱外のエアホースもかなりあったかい。タンクはアルミで冷えているので、あり得るかも。今度、完全に冷めた後での圧の変化も見てみよう。

ポリッシャー磨きと工具整備

メルトダルマの磨きが完了。ほぼ完成した。

1500番のペーパーでクリア塗装の際に出来る表面微妙なウネリを平らに。そのあと更に細かい番手で1500番の傷を消していく。

そのあとポリッシャーでコンパウンドを替えながら三段階磨いていく。

クリア吹きっぱなしの時と反射具合が変わる。

あとはポリッシャーにちょっとした金具を作って置いたときに机の上で自立するように改造したり、suanaコンプレッサーの冷却用ファンを組んだり。そんなことをしていました。

アトリエにてクリア3層

蟹部の直しが済んだチョコメルトダルマを再度アトリエへ。

軽くペーパーをかけて、クリアという工程を3回繰り返す。

吹いたら布団乾燥機とダンボールを組み合わせた強制乾燥ブースでガンガンあっためる。

今日は大きなトラブルもなく。あとは肌調整のペーパーとポリッシングで完成になりそう。