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yoshida akira works diary
Archive for 10月, 2017

タカシマヤ搬出からこれまで 3

多面体中型作品テストを進めていく。

クマと組み合わせた小型作品の多面体は紙で仮組み、展開図にバラし、展開図スキャン、パソコンで作図、組み立ててから樹脂塗り込みと工程を踏んだんだけど、慎重になり過ぎてた感がある。

↑やや慎重に進めた小型多面体作品。

今回は細い角材とエアの釘打ち機でかなりラフにフレーム組み、採寸しながらベニヤカット、テープで仮留めしながらファイバー入りのゲルで本固定、だいたい組めたら穴を空けて内部にファイバー入りのゲルを流し込んでバックアップ補強、足りない面はファイバー敷いて引き伸ばし、となるべく慎重にならずに無駄を省いて進めてみた。

途中、釘打ち機が不調になり、シリンダーをバラして、グリスアップやら、ジグソー内部からファンの砕けたパーツのが出てきて一台死んで買い替えしたり、ランダムサンダーのパッドがウレタン加水分解でモゲたりとなんだかいろいろやったけど制作の進み自体は順調にいった。

↑初バラして快調に。オイルは切らさなかったけど、グリスが切れて渋くなってた。押し付けて打つコンタクト打ちだけでなく安全装置をキャンセルして空中フリーでも打てるトリガ打ちが出来るので危ないけどすっごい便利。

タカシマヤ搬出からこれまで 2

こま犬の修正がだいたい見えた所で、せっかくならこま犬にホトケでも載せるか?
というよくわからない欲求が出てきて、ハス台座をこま犬の背中に載せるシミュレーションをはじめてみる。

悪くない。この感じでハスを載せてその上にホトケを立たせるのは悪くはない。

ただ、なぜなのか根拠はないが多面体的要素も組み合わせる必要がある気がして、その準備に入る。多面体作品は小型しかやっていなかったので中型サイズで多面体作品の制作の流れをテストをしたくなる。

コレを

角材でフレームを組んで

こうして

ラフに組んだフレームから採寸して多面体におこし

切り貼りして組んでみる。エアソーであちこち切り込んで噛み合いを探ってみる。

タカシマヤ搬出からこれまで 1

無事タカシマヤ新宿店の展示搬出が完了して、什器やら作品が戻ってくる。結構前の話になってしまった。

とりあえずアトリエスペースに突っ込んで、後に整頓。

写真にも写ってるんだけど、展示中はこま犬 大のリペアを進めていた。数年前に一度思い立って渦巻きパーツの張り替え、底面出し、平滑化などやってみたんだけど、入り組みが多くて機械が入らず、サフの途中まで行ったところで諦めて箱に戻していた。

なんでまたやる気になったかというと、サイズをみたらガレージの作業スペース(suanaと呼んでいる)にギリギリ入ることに気づいたため。見ため無理そうなんだけど、寸法上は入るはず。エアブラシ作業が近場で出来るなら完成させられるかもと思い、久々に箱から出して作業再開。

渦巻きの側面ペーパー当てとか面が多くて、やりづらくてホント地獄なんだけど、フィギア用に使っていたペンサンダーにアシレックスというフィルム状のペーパーを組み合わせたら驚くほど作業性がアップ。

ただペンサンダーは定格15分というホビー仕様なので、回し続けるとモーターが焼ける。以前一台ダメにして現在二代目。三代目を増し買いして二台体制にしてみた。

その甲斐あって、サフ、パテ、修正の我慢作業が完了して、ベースホワイトに近いところまでいけた。