Archive for 10月, 2013
アトリエ整理、張り子磨き、底貼り準備
先日は相模原市が催してくれた、オープンスタジオがあったので、張り子を引っ張り出して、とりあえず作品がある状態にしていた。
出して見て、艶的に気になる箇所があったので、ポリッシャで軽く磨き直す。よい感じになったので、箱詰め。再来週もオープンスタジオはあるんだけど、張り子があると他の作業ができないので一度片付けた。
で、作業準備。これからこま犬の底面を貼る。そのために買っておいたウレタンコートコンパネを出す。ラインを決めて、離型して、一度底面をツープライで作って、そこに張り子を上から置いて固めると云う手順。
で、時間が微妙になってしまったので、アトリエ整理。ポリのゲルを入れていた古い缶。皮スキでバラして捨てる準備。これを2缶やっつけて、あとはこまごまと。
こま犬固定用アンカー
渦巻き取り付けが一段落したので、作業を先に進める。作品輸送を考えて、箱の中で固定するためのアンカーを取り付ける。
箱の中での固定はスポンジなどの緩衝材を詰めるやり方もあるけど、この大きさになると緩衝材もすごい量になるのと、長期の保管を考えると塗膜に圧がかかり続けるのは避けたいので底面にボルト固定がベスト。
アンカー(アイナット)を5箇所取り付け、衝撃がかかった時にアンカーだけど吹っ飛ばないように、金属パイプで構造を入れておく。各接合部をポリとガラスクロス積層で補強。
渦巻き複製、片付け
この前締め込んだ鬼目ナットの固定は完了。いい感じて固定できた。固定を確認して、またバラす。バラしておかないと、アトリエが狭くなって作業がしづらい。
で、やはり渦巻きを複製。1、2層目を塗って、ガラスクロスでバックアップ。で、硬化がある程度進んだら本体に取り付け。これで渦巻きの作業がとりあえず終了。接合部の修正とかはまだあるけど、1段階進む。
箱たちを整理。メルトだるま野箱にメルトだるまを入れて、棚にしまう。溶けてない方のだるまの箱は棚に一段しか入れられなかったけど、メルトの方は二段重ねが可能。これは嬉しい。
渦巻き取り付け 箱のネジ固定
箱の方は、この前各面の組み立てまでいってたので、仕上げに鬼目ナットをネジの受け部に接着していく。接着剤をつけた鬼目ナットをインパクトでギチギチに締め込んで固定。この状態で何日か放っておく。
箱の組み立てがだいたい終わったので、また渦巻き野取り付けに戻る。向かって右の方も修正しつつ取り付けていく。
取り付けていくと、どうも数があわない。何度か確認したんだけど、左用のが一個たりない。しょうがないので、もう一個抜くことになりそう。
木箱制作
こま犬、メルトだるま、ロディ偽物にポリをコートしたもの と塗装をしていない制作中の作品がだいぶ増えてきて、スペースを圧迫しだした。なので整理のために箱をつくる。箱に入れれば重ねたりできるのと、他の作品の塗装の時に汚れがつかなくなるから、箱は必須。
パソコンで上で図面引いて、ホームセンターでカット。そのあと配送してもらって、組み立てていく。木工ボンドとエアの釘打ち機が大活躍。インパクトで木ねじ打つのと比べると倍くらい楽。
こま犬の渦巻き取り付け
以前にシリコンで複製した渦巻きをこま犬本体に取り付けていく。だいたい剥がしが済んで、壊していく作業から直していく作業に切り替わった。気持ち的にはずいぶん変わる。
硬めのゲルを渦巻きの内側に盛り込んで、位置決め、その状態を保持しながら、ホットガンで加熱して一気に硬化させる。
皮手袋をしていてもやけどしそうになるが、上手く逃がしながら。
向かって左から進めている。渦巻きが入り組むと磨きにくくなるので、付けてはならしてを繰り返す。
こま犬の塗装剥がし
だるまとこま犬、どちらを優先させていくかが結構難しい。理想は「塗装系の新しいアイデアをだるまで試して、その成果を大きなこま犬にフィードバック」なんだけど、なかなか塗装まで行き着かないのと、大作を含めて平行進行にするとアトリエスペースが手狭になる。解決法は思い浮かばないので、とりあえずがんばるしかないのだが。
だいぶ細かいところを剥がせてきた。この作品は2003年に作ってるんだけど、もう10年前になる。塗装剥がしていくとパテの使い方とか、離型のしかたとか、いろいろ見えてくるんだけどすごく未熟。急いで、何とか完成させたくて、というか本当に完成するか不安で、いろいろな行程を飛び越して作ってたことを思いだした。
渦巻きパーツを幾つかカット。頬の横の装飾と、頭の後ろの装飾がこの形になる。エアソー大活躍。片手で近くで見ながら、フリーハンドで扱えるのはスゴく楽。