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yoshida akira works diary

桜を吹く

刺青の渦巻きを吹いたので、今度は桜を吹いていく。

まずは渦巻きにクリアを吹いて、マスキングでの剥離を防ぐ。時間をとって、しっかり硬化させる。

硬化を確認したら、桜のピンクを吹くところを残して、周囲をマスキング。

マスキングの隙間もテープで埋めていく。抜けがあると、桜の色が付いてしまうので、後で厄介になる。

エアブラシで塗装する。

マスキングを剥がすとこんな感じ。

次は雌しべ雄しべを吹こう。

エビ子供に刺青柄

画像アップが久々になってしまいました。現在はこんな感じ。

刺青柄のベース部分のブルーが吹けたところ。厳密にはブルーとマゼンダを少し重ねてグラデーションにしている。

で、ここまでの行程も一応アップ。

柄のイメージを紙だしして、仮で貼ってみる。グラデーションとか、曲面への追従とかは特になし。とりあえずイメージを見てみる。

そこからマスキングをカットして、回りこみ、渦の繋がりなど、いろんなつじつまを合わせていく。桜を吹く部分と、刺青の渦巻き紋紋の部分とでマスキングの種類を変えている。

エアブラシで吹いていく。

どんどん吹いていく。ここまでは青系で吹いて、ここからマゼンダ系を重ねていった。マスキングを外してこんな感じ。刀の刃先周辺はもっと重く色を落としていきたい。

刀を吹いていく

この前でイチゴの塗装がすんだので、今度は刀の塗装に入る。

まずは刃先から。調色したブルーグレーとホワイトなど使って刃の反射や なみなみ を吹いていく。

マスクオフ。シャキーンって感じ。

続いてイチゴの下部分の刃も吹いていく。こちらは比較的、単純なパターン。上部と色が合うように調整。

貫いた。

刃先アップ。

イチゴのゴマ、ヘタ

イチゴの赤部分がだいたい見えてきたのでアウトラインのマスキングを外す。アウトラインがカッチリ出ている。

で、細かいんだけどイチゴのゴマにエッジとシャドウをつけたいので、ゴマの輪郭にマスキングを施す。立体に追従させるため、工夫をこらす。地味作業ここに極まる。

ほんとにほとんど変わらないのだが、ゴマに黄色味を入れて、エッジ、シャドウを入れる。

そしてイチゴの葉っぱというかヘタを吹く。シャドウ側から吹いて、赤味を入れたり、重すぎる所にホワイトを入れたり。

マスキングを外す。

おいしそうに頬張る感が出た。

いちごが進む

しばらくいちごを少しづつ進めていた。ゴマ周辺を赤で囲いなが、地味に攻め続けていたが、今日は変化があった気がするのでアップ。

ここから

ゴマを囲んでいき

進んだ

ゴマの細部がだいぶ出てきたので、全体のグラデーションを整えてみた。黄色味を足して赤を柔らかく調整しハイライト白の領域を絞っていった。

ここからゴマのエッジを再マスキングしてシャープに出すか、緑のヘタに行くか、どちらもいちごの赤にマスキングするので、一度クリアを吹くか…など工程ですこし悩む。

現状の髑髏歯部分のマスキングを全て外してクリアを吹くのが塗膜的には安全。ただ、マスキングを一度外すと微妙なズレは出やすくなる。

一方で、マスキングを残したまま上からクリアを吹くという手もあるが、外枠のマスキングを剥がす時に、エッジが一緒に持っていかれて剥がれる時がある。

クリアを入れずにいちごの塗膜にマスキングを貼る手もあるが、粘着力を弱めてもマスキングで塗膜が取れる時がある。

まあ今回は安全策でいくのかな。

いちごを進める 左下方向へ

引き続き、いちごの塗装を進めていく。ゴマを赤の細線で囲って、周辺のグラデーションを整えていく。整えながら徐々に左下方向に色を拡げていく。

途中、全体に黄色味も足していった。全体に赤味がついたら、ゴマ周りの窪みに赤で陰を吹いていく。

いちごを吹きはじめる

髑髏を吹き終えたので、今度はいちごを吹きはじめる。

まずは髑髏の歯周りにマスキングをする。その上からいちごのアウトラインをマスキング。そして、一度いちごのゴマ?をマスキングを使って吹く。画像はゴマのみ吹いた図。まだ訳がわかりません。

ゴマの位置を頼りに、いちごの凹凸、ハイライトを残しながら赤を吹いていく。絵を描く場合、普通は全体感を見ながら部分的にならないように進めるが、今回は特徴が出る部分から思いっきり部分的に進めていく。

ゴマの周辺の赤ラインは細いので、気をつかう。ゴマ周辺を丹念に攻めていく地道な作業が続く。

髑髏に引き続き、ミスをしないよう、じっくり進めていく。薄い状態で関係を整えて、それからちょっとづつ濃くしていく。

ハイライトが入る右上はだいたいやっつけた。もう少し濃くしたり、黄色味を足したりとかはあるけど。

昨日はここまで。

髑髏が完成

後頭部、こめかみ、下顎あたりに手を入れて髑髏が完成。アウトラインのマスキングを剥がした。

マスキングを剥がして、アウトラインが乱れたところを整えて、クリアを吹いてコート。

その後、苺のゴマ?部のマスキングを作成すると云うとんでもなく地味な作業を行い終了。髑髏部クリアの硬化がすんだら、一度髑髏をマスキングして苺に入れそう。

エアブラシのパーツ入れ替え

注文していたパーツが届いたので、パーツを入れ替える。

最近の細吹き作業でメインにしているのが、このカスタムマイクロン cm-b。今は二代目が出てるけど、これは初代。

初代と二代目では押しボタン、ニードルパッキン、ニードルチャック、ニードルアジャストネジにニードルキャップが取り付けられるなどの変更点がある。

で取り寄せたのがニードルパッキン付きネジ。初代はニードルパッキンがゴム製oリングで耐溶剤性が弱い。初代でもcm-cpはテフロンパッキンなので、bとsbは口径も細く、溶剤系の塗装には使わないだろうというメーカー判断なのかもしれない。ゴム製oリングだと、シンナーを吸って膨らんでくるので、テンションを調整してもしばらく使っているとニードルの引きが固くなる。

旧パーツを外して、新パーツを取り付ける。ついでにあちこちグリスもつけておく。

新バージョンのcm-b2も欲しいところなんだけど、自分の調べではノズル、ノズルベース、ノズルキャップ等のいわゆる吹きに関わるパーツは共通ぽい(オリンポスmp-200の三つ穴タイプに近い)ので、塗装性能自体は変化が無さそう。

ニードルキャップは元のクラウン型からクチバシ型に改造しているので、ほとんど外すことが無い。なのでニードルアジャスターにニードルキャップが付く機能もそこまで惹かれない。クチバシ型はニードル先の保護は弱まるけど、うがいが楽なのと、吹いている時、常にニードル先端が見えるので、気に入っている。ハンザとかはこの形だね。

cm-bはカップ形状が特殊なので、カップフタがない。水性とかだと揮発が遅いから良いんだけど、ウレタン系で使うとやはりフタは欲しいところ。フタないとこぼしちゃうし。なので見た目は微妙感があるけど、ゴムのネジ頭キャップに穴空け改造してフタにしてる。

押しボタンはcm-bのオリジナルは王冠型と云うのか段々になったタイプ。あんまり自分にはフィットしないので、hp-bp系のボタンに替え、出っ張りを削り落としてフラットにして使っている。人差し指の平で押してしまうので、出っ張りがあると指が凹んで痛い。ちなみにcm-b2は少し背の高いタイプでボタン面はフラットに近い。自分は何となくボタンは低い方が好き。

同じく指痛対策として、バルブスプリングもかなり弱いものに交換してある。エア圧無しのhp-bpでバルブ開荷重がだいたい300g、cm-bで160gくらいなんだけど、ボタンを押して自力で戻るギリギリの荷重70〜80gにしてある。ギリギリなのでメンテを怠るとキチンと動かなくなる。

この辺の改造はZsoltさんの研究を参考にさせてもらってます。エアブラシをレントゲン撮ったり、半割にしたり、ニードルの顕微鏡写真撮ったりと、かなりきてる。

なんとなく、cm-b2を買わない理由を書いた感があるけど、色替え的にもう一本必要になったら、たぶん買い足すと思う。改造はしちゃうけど。細吹ではやはり現行エアブラシの中で最高性能と思われるので。

今日も髑髏

本日も引き続き髑髏を吹く。ほぼ一日吹きっぱなし。コンプレッサー熱々。

細吹き用にかなり薄めた黒で吹いているので、濃いところは時間がかかってしまう。薄黒と濃黒でエアブラシを2本セットしても良かったかも。終わってから気づく。

あと、こめかみ周りと後頭部周りをやったら、一度クリアでコートして苺にいってみようかと思う。